2017年5月8日、広島県警広島中央警察署(広島市中区基町9-48)にて、特殊詐欺事件の証拠品として金庫に保管していた現金8572万円が失くなっていることが判明した。警察署内の金庫から大金が盗難されるという前代未聞の事件は日本全国を騒がせることとなった。
【事件発覚】
2017年2月2日、広島県警は、財産の生前贈与を騙った広域特殊詐欺事件の容疑者グループから現金約9000万円を押収した。
広島中央署では、通常こうした証拠品は2階にある「証拠品保管庫」で保管していたが、件の現金は大金ということもあり、署長命令により1階にある会計課の金庫に保管することになったという。現金は複数の封筒に小分けにされ、3月15日に会計課員が現金が全額保管されていることを確認している。この後、3月21日には幹部の異動に伴い、引き継ぎ作業が行われたが、内規で定められた「目視」確認は行わず、全額保管されていたかは不明となってしまった。
そしてゴールデンウィークが明けた5月8日、金庫のカギを入れていた会計課長の机の引き出しが壊されており、金庫を確認すると8572万円が盗難されていることが発覚。残っていたのはわずかな現金だけ。翌5月9日に広島県警は事件を公表。警察署内の金庫から大金が盗まれるという前代未聞の事態に世間は騒然となった。
因みに、日本銀行によれば新札1万円札は1000枚積んだとして高さ約10センチ、重さ1キロほどらしい。よって、8572万円なら1人でもリュックサックなどで容易に運び出せる金額だという。
【捜査】
現場から外部の人間による指紋や足跡などは検出されていない。また、件の現金の存在、金庫のある場所、ダイヤル番号やカギの隠し場所は、約400人いる中央署署員の中でも限られた数十人しか知り得ないという。必然的に容疑者は絞られる。しかし捜査は遅々として進まず。身内を庇っているのではないかという批判の声もあがり始める。
事件発覚から1年半以上が経過した2019年2月20日になり、2017年9月中に死亡した当時36歳の警部補Wが事件に関わった可能性が高いとして書類送検する方針が報道(実質的にリーク)された。
【被疑者】
W警部補は、2017年3月末まで生活安全課に勤務し、詐欺事件の捜査に関わった人物。押収した9000万円の存在も知る立場だったという。
Wは、同僚たちから約9300万もの借金をしており、3月26日から5月13日にかけて突然それら借金の一部が返済されたという。一方で、5月13日に約4800万円もの大金を競馬に注ぎ込んだことも明らかになっている。
Wへ任意での事情聴取が9回も行われ、家宅捜索も行われた。しかしWは窃盗への関与を否定。金庫にWの指紋が残っていたが、通常の業務で触れることもあり、それだけで現金窃盗に関与したと決めつけることは不可能である。犯行時期も定かでない中で、それ以上の追求は進まなかった。その後、Wは体調を崩し休職する。
2017年9月、Wが自宅で死亡しているのを発見。検視により体内から向精神薬や睡眠薬などを検出したという。しかし司法解剖は行われず、事件とも事故とも判断されぬまま、死因は「不詳」として片付けられた。ただし、県警によれば自殺ではないという。なお、死亡した日も競馬に興じていたと報じられている。
【結末】
2020年2月14日、広島県警は窃盗などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検。書類送検にあたっては犯行時期が特定される必要があり、県警は3月26日を犯行時期とした。Wはこの日署内で勤務していたが、午前中に不自然に何度も離席するのが目撃されたという。共犯者の存在も囁かれているが、県警はW警部補以外に犯行への関与が疑われる人物はいなかったとした。
2020年3月11日、容疑者死亡により不起訴処分。多くの謎を残したまま事件はクローズした。事件発覚から間もなく3年が経過しようとするところであった。
【関係者の処分】
広島県警は「関係者の処分は事件の全容を解明し、責任の所在を明らかにした段階」としており、事件の捜査がなかなか進まぬ中で関係者の処分も行われないままであった。
2019年4月12日、広島県警の石田勝彦本部長は証拠品の管理が不適切だったとして関係者7名への処分を発表。金庫の管理責任者だった会計課長、証拠品の保管責任者だった生活安全課長は戒告の懲戒処分。井本雅之署長は本部長訓戒。副署長2名、刑事官、生活安全課係長の計4名は本部長注意とした。なお、事件当時に関係していた署員は他に4名いるとのことだが、処分時には既に退職していたため処分対象に含まれなかった。
この時点で警部補Wの書類送検の方針が公表されていたとはいえ、結局書類送検が行われる前に処分を先行させた格好である。県警はその点について「盗難被害の原因が不適切な保管にあったことは明らか。事件発覚から2年を迎えるこの時期に処分することが相当だと考えた」とコメント。筆者にはチグハグな対応としか思えぬ。春の人事異動が済んでから処分を行ったと疑われてもやむ無しだろう。そもそも、事件発覚後に石田本部長は一度も記者会見を開かず、この日が初めての会見であった。また「不適切な保管」の内容についても「捜査に影響を与える」として説明が無かった。つまり処分理由は全く具体的でなく、これでは各人に対する処分内容が妥当であるかも判断できない。
報道によれば、会計課長は金庫のカギを退庁時に持ち帰る規定があったが持ち帰らずに机引き出しに保管し、その机のカギも別の場所に隠して帰宅していたという。金庫はダイヤルとカギの二重構造だったが、ダイヤルは常に解錠されていた。また、会計課の部屋の鍵も複製が出回っていた。つまり、机の引き出しのカギの在り処さえ分かれば、休日でも容易に金庫を開けることは可能だったということだ。
Wの書類送検後、Wへの指導監督が不十分だったとして、署長や副所長ら5名に対して口頭厳重注意などの処分が別途行われた。
【事件後】
盗難された8572万円は特殊詐欺により全国400人以上から騙し取られたもの。当該特殊詐欺事件の判決次第では、被害者への返還に充てられることとなる。よって単なる証拠品の紛失だけで終わせられるものではない。
これに対して、広島県警は、幹部署員や職員の互助組織、警察OB組織から寄付の形で金を集めることにした。2019年4月12日の会見では、こうした補填によりほぼ全額が集まったことが明らかにされている。補填自体は当然必要なことだが、その方法について県警による公式なアナウンスは無く、当初は県費からの補填が報じられたことさえあった。結局、警察の内々で補填がなされたわけだが、誰が、どの組織が、いくらを負担したのかは不明のままであり、やはり責任の所在が全く見えない対応である。
【詐欺事件被告の主張】
現金の押収元であった特殊詐欺事件主犯格の男Nは、詐欺罪などで公判中の身でありながら、本窃盗事件が発生したことにより、被害者への弁償ができなくなったとして、広島県に損害賠償を訴えた。
2018年4月24日、広島地裁は請求を棄却。捜査機関の押収は強制的な処分で返還の義務はないとし、今後の捜査で見つかる可能性があり、現時点では返還の請求権が侵害されていないと結論した。
2019年8月22日、広島高裁は控訴を棄却。現時点で警部補の犯行を裏付ける証拠はなく、犯人と断定することはできないと指摘し、「警部補が現金を盗んでおり、県に賠償責任がある」という請求には理由がないと結論した。
その後、N自身の詐欺等容疑の裁判は、2020年3月4日に広島地裁で、懲役5年6月、罰金300万円、追徴金9227万円の判決が言い渡された。この追徴金は、被害回復給付金支給制度に基づき被害者救済の原資となるものであるが、報道によれば、2019年9月中に広島県警とNの間で合意書が交わされており、幹部職員らの寄付により集められた件の8572万円を追徴金に充てることが決まっているという。
【出典】
産経WEST2017年5月9日「警察署の金庫から証拠品の現金8千万円盗まれる 広島」
朝日新聞2017年5月9日「警察署内で現金8千万円盗難 特殊詐欺の証拠品 広島」
朝日新聞2017年5月9日「署内8千万円盗難「予断持たず捜査」 署員にも聞き取り」
朝日新聞2017年5月10日「警察署で8572万円盗難、内部犯行の可能性も 広島」
産経WEST2017年5月11日「8500万円盗難、警察内部の犯行か 広島県警会計課 一般の出入り難しく」
産経WEST2017年5月11日「警察署内の8500万円盗難、金庫鍵保管の引き出し壊され…内部犯行の見方強まる 広島」
産経WEST2017年5月11日「ダイヤル式と差し込み式の「二重施錠」金庫で保管、"暗証番号"知る人物は限定か」
産経WEST2017年5月11日「金庫の鍵保管の引き出し壊される 在りか知る人物は限定か」
朝日新聞2017年5月11日「警察署8千万円盗難、担当課外で保管 内部犯の可能性も」
朝日新聞2017年5月11日「警察署8千万円盗難、内部犯の疑い強まる 金庫は2重鍵」
産経WEST2017年5月12日「大型連休中に犯行か 直前まで異常なく…内部事情に精通」
産経WEST2017年5月12日「金庫の鍵、犯行後保管場所の引き出しに返却 内部犯行説…発覚遅らせる目的か」
産経WEST2017年5月13日「金庫に外部の指紋なし 内部犯行見方強まる」
産経WEST2017年5月14日「二重の鍵も突破 広島中央署内の8500万円盗難 内部犯行か」
産経WEST2017年6月8日「内部犯行"濃厚"も…「身内」への捜査、長期化の様相 広島中央署事件、発覚1ヵ月」
朝日新聞2017年11月8日「警察署8500万円盗難、捜査長期化に苦情相次ぐ 広島」
産経新聞2018年4月24日「広島中央署内で証拠金窃盗、「弁償できず」と県に損賠求めた特殊詐欺被告の主張退ける」
日本経済新聞2018年4月24日「押収現金の署内盗難、県警に賠償責任なし 広島地裁 詐欺事件被告の請求棄却」
産経新聞2018年5月7日「【警察署8500万円盗難】広島中央署の現金確認怠る 発覚から1年 捜査対象拡大、長期化要因に」
産経WEST2019年2月5日「8千万円、内部で穴埋めへ 広島中央署の多額窃盗事件」
毎日新聞2019年2月21日「広島中央署の金庫から8500万円盗難 事件後死亡の男性警察官関与か」
読売新聞2019年2月21日「広島中央署の8500万円盗難、警部補が関与か…借金返済、事件後に死亡」
中國新聞2019年4月13日「広島中央署盗難、7人処分 県警、証拠の管理が不適切 補填資金集まる 本部長、会見し謝罪」
朝日新聞社2019年4月13日「広島中央署の8500万円盗難、署長ら7人処分 県警本部長が会見」
朝日新聞2019年5月7日「署内で盗難の8千万円、警察官部らが補てん「仕方ない」」
産経新聞2019年8月22日「広島県警の署内窃盗、二審も県の責任認めず」
中國新聞2019年12月5日「中央署盗難 県警が追徴金負担へ」
中國新聞2020年2月14日「中央署窃盗事件 警部補を容疑者死亡のまま書類送検 広島県警」
中國新聞2020年2月14日「【緊急連載 広島中央署盗難書類送検】<上>競馬に没頭し多額借金 「犯行日」の壁、捜査長期化」
中國新聞2020年2月15日「【緊急連載 広島中央署盗難書類送検】<下>甘い管理、施設に死角 捜査に人員、苦情・皮肉も」
毎日新聞2020年2月15日「署内で8572万円窃盗容疑 死亡元警部補、書類送検 広島」
中國新聞2020年3月4日「広島中央署盗難関連の広域詐欺 懲役5年6月判決 広島地裁」
共同通信2020年3月11日「死亡の警部補を不起訴、広島地検 警察署の多額窃盗事件」
【事件発覚】
2017年2月2日、広島県警は、財産の生前贈与を騙った広域特殊詐欺事件の容疑者グループから現金約9000万円を押収した。
広島中央署では、通常こうした証拠品は2階にある「証拠品保管庫」で保管していたが、件の現金は大金ということもあり、署長命令により1階にある会計課の金庫に保管することになったという。現金は複数の封筒に小分けにされ、3月15日に会計課員が現金が全額保管されていることを確認している。この後、3月21日には幹部の異動に伴い、引き継ぎ作業が行われたが、内規で定められた「目視」確認は行わず、全額保管されていたかは不明となってしまった。
そしてゴールデンウィークが明けた5月8日、金庫のカギを入れていた会計課長の机の引き出しが壊されており、金庫を確認すると8572万円が盗難されていることが発覚。残っていたのはわずかな現金だけ。翌5月9日に広島県警は事件を公表。警察署内の金庫から大金が盗まれるという前代未聞の事態に世間は騒然となった。
因みに、日本銀行によれば新札1万円札は1000枚積んだとして高さ約10センチ、重さ1キロほどらしい。よって、8572万円なら1人でもリュックサックなどで容易に運び出せる金額だという。
【捜査】
現場から外部の人間による指紋や足跡などは検出されていない。また、件の現金の存在、金庫のある場所、ダイヤル番号やカギの隠し場所は、約400人いる中央署署員の中でも限られた数十人しか知り得ないという。必然的に容疑者は絞られる。しかし捜査は遅々として進まず。身内を庇っているのではないかという批判の声もあがり始める。
事件発覚から1年半以上が経過した2019年2月20日になり、2017年9月中に死亡した当時36歳の警部補Wが事件に関わった可能性が高いとして書類送検する方針が報道(実質的にリーク)された。
【被疑者】
W警部補は、2017年3月末まで生活安全課に勤務し、詐欺事件の捜査に関わった人物。押収した9000万円の存在も知る立場だったという。
Wは、同僚たちから約9300万もの借金をしており、3月26日から5月13日にかけて突然それら借金の一部が返済されたという。一方で、5月13日に約4800万円もの大金を競馬に注ぎ込んだことも明らかになっている。
Wへ任意での事情聴取が9回も行われ、家宅捜索も行われた。しかしWは窃盗への関与を否定。金庫にWの指紋が残っていたが、通常の業務で触れることもあり、それだけで現金窃盗に関与したと決めつけることは不可能である。犯行時期も定かでない中で、それ以上の追求は進まなかった。その後、Wは体調を崩し休職する。
2017年9月、Wが自宅で死亡しているのを発見。検視により体内から向精神薬や睡眠薬などを検出したという。しかし司法解剖は行われず、事件とも事故とも判断されぬまま、死因は「不詳」として片付けられた。ただし、県警によれば自殺ではないという。なお、死亡した日も競馬に興じていたと報じられている。
【結末】
2020年2月14日、広島県警は窃盗などの疑いで容疑者死亡のまま書類送検。書類送検にあたっては犯行時期が特定される必要があり、県警は3月26日を犯行時期とした。Wはこの日署内で勤務していたが、午前中に不自然に何度も離席するのが目撃されたという。共犯者の存在も囁かれているが、県警はW警部補以外に犯行への関与が疑われる人物はいなかったとした。
2020年3月11日、容疑者死亡により不起訴処分。多くの謎を残したまま事件はクローズした。事件発覚から間もなく3年が経過しようとするところであった。
【関係者の処分】
広島県警は「関係者の処分は事件の全容を解明し、責任の所在を明らかにした段階」としており、事件の捜査がなかなか進まぬ中で関係者の処分も行われないままであった。
2019年4月12日、広島県警の石田勝彦本部長は証拠品の管理が不適切だったとして関係者7名への処分を発表。金庫の管理責任者だった会計課長、証拠品の保管責任者だった生活安全課長は戒告の懲戒処分。井本雅之署長は本部長訓戒。副署長2名、刑事官、生活安全課係長の計4名は本部長注意とした。なお、事件当時に関係していた署員は他に4名いるとのことだが、処分時には既に退職していたため処分対象に含まれなかった。
この時点で警部補Wの書類送検の方針が公表されていたとはいえ、結局書類送検が行われる前に処分を先行させた格好である。県警はその点について「盗難被害の原因が不適切な保管にあったことは明らか。事件発覚から2年を迎えるこの時期に処分することが相当だと考えた」とコメント。筆者にはチグハグな対応としか思えぬ。春の人事異動が済んでから処分を行ったと疑われてもやむ無しだろう。そもそも、事件発覚後に石田本部長は一度も記者会見を開かず、この日が初めての会見であった。また「不適切な保管」の内容についても「捜査に影響を与える」として説明が無かった。つまり処分理由は全く具体的でなく、これでは各人に対する処分内容が妥当であるかも判断できない。
報道によれば、会計課長は金庫のカギを退庁時に持ち帰る規定があったが持ち帰らずに机引き出しに保管し、その机のカギも別の場所に隠して帰宅していたという。金庫はダイヤルとカギの二重構造だったが、ダイヤルは常に解錠されていた。また、会計課の部屋の鍵も複製が出回っていた。つまり、机の引き出しのカギの在り処さえ分かれば、休日でも容易に金庫を開けることは可能だったということだ。
Wの書類送検後、Wへの指導監督が不十分だったとして、署長や副所長ら5名に対して口頭厳重注意などの処分が別途行われた。
【事件後】
盗難された8572万円は特殊詐欺により全国400人以上から騙し取られたもの。当該特殊詐欺事件の判決次第では、被害者への返還に充てられることとなる。よって単なる証拠品の紛失だけで終わせられるものではない。
これに対して、広島県警は、幹部署員や職員の互助組織、警察OB組織から寄付の形で金を集めることにした。2019年4月12日の会見では、こうした補填によりほぼ全額が集まったことが明らかにされている。補填自体は当然必要なことだが、その方法について県警による公式なアナウンスは無く、当初は県費からの補填が報じられたことさえあった。結局、警察の内々で補填がなされたわけだが、誰が、どの組織が、いくらを負担したのかは不明のままであり、やはり責任の所在が全く見えない対応である。
【詐欺事件被告の主張】
現金の押収元であった特殊詐欺事件主犯格の男Nは、詐欺罪などで公判中の身でありながら、本窃盗事件が発生したことにより、被害者への弁償ができなくなったとして、広島県に損害賠償を訴えた。
2018年4月24日、広島地裁は請求を棄却。捜査機関の押収は強制的な処分で返還の義務はないとし、今後の捜査で見つかる可能性があり、現時点では返還の請求権が侵害されていないと結論した。
2019年8月22日、広島高裁は控訴を棄却。現時点で警部補の犯行を裏付ける証拠はなく、犯人と断定することはできないと指摘し、「警部補が現金を盗んでおり、県に賠償責任がある」という請求には理由がないと結論した。
その後、N自身の詐欺等容疑の裁判は、2020年3月4日に広島地裁で、懲役5年6月、罰金300万円、追徴金9227万円の判決が言い渡された。この追徴金は、被害回復給付金支給制度に基づき被害者救済の原資となるものであるが、報道によれば、2019年9月中に広島県警とNの間で合意書が交わされており、幹部職員らの寄付により集められた件の8572万円を追徴金に充てることが決まっているという。
【出典】
産経WEST2017年5月9日「警察署の金庫から証拠品の現金8千万円盗まれる 広島」
朝日新聞2017年5月9日「警察署内で現金8千万円盗難 特殊詐欺の証拠品 広島」
朝日新聞2017年5月9日「署内8千万円盗難「予断持たず捜査」 署員にも聞き取り」
朝日新聞2017年5月10日「警察署で8572万円盗難、内部犯行の可能性も 広島」
産経WEST2017年5月11日「8500万円盗難、警察内部の犯行か 広島県警会計課 一般の出入り難しく」
産経WEST2017年5月11日「警察署内の8500万円盗難、金庫鍵保管の引き出し壊され…内部犯行の見方強まる 広島」
産経WEST2017年5月11日「ダイヤル式と差し込み式の「二重施錠」金庫で保管、"暗証番号"知る人物は限定か」
産経WEST2017年5月11日「金庫の鍵保管の引き出し壊される 在りか知る人物は限定か」
朝日新聞2017年5月11日「警察署8千万円盗難、担当課外で保管 内部犯の可能性も」
朝日新聞2017年5月11日「警察署8千万円盗難、内部犯の疑い強まる 金庫は2重鍵」
産経WEST2017年5月12日「大型連休中に犯行か 直前まで異常なく…内部事情に精通」
産経WEST2017年5月12日「金庫の鍵、犯行後保管場所の引き出しに返却 内部犯行説…発覚遅らせる目的か」
産経WEST2017年5月13日「金庫に外部の指紋なし 内部犯行見方強まる」
産経WEST2017年5月14日「二重の鍵も突破 広島中央署内の8500万円盗難 内部犯行か」
産経WEST2017年6月8日「内部犯行"濃厚"も…「身内」への捜査、長期化の様相 広島中央署事件、発覚1ヵ月」
朝日新聞2017年11月8日「警察署8500万円盗難、捜査長期化に苦情相次ぐ 広島」
産経新聞2018年4月24日「広島中央署内で証拠金窃盗、「弁償できず」と県に損賠求めた特殊詐欺被告の主張退ける」
日本経済新聞2018年4月24日「押収現金の署内盗難、県警に賠償責任なし 広島地裁 詐欺事件被告の請求棄却」
産経新聞2018年5月7日「【警察署8500万円盗難】広島中央署の現金確認怠る 発覚から1年 捜査対象拡大、長期化要因に」
産経WEST2019年2月5日「8千万円、内部で穴埋めへ 広島中央署の多額窃盗事件」
毎日新聞2019年2月21日「広島中央署の金庫から8500万円盗難 事件後死亡の男性警察官関与か」
読売新聞2019年2月21日「広島中央署の8500万円盗難、警部補が関与か…借金返済、事件後に死亡」
中國新聞2019年4月13日「広島中央署盗難、7人処分 県警、証拠の管理が不適切 補填資金集まる 本部長、会見し謝罪」
朝日新聞社2019年4月13日「広島中央署の8500万円盗難、署長ら7人処分 県警本部長が会見」
朝日新聞2019年5月7日「署内で盗難の8千万円、警察官部らが補てん「仕方ない」」
産経新聞2019年8月22日「広島県警の署内窃盗、二審も県の責任認めず」
中國新聞2019年12月5日「中央署盗難 県警が追徴金負担へ」
中國新聞2020年2月14日「中央署窃盗事件 警部補を容疑者死亡のまま書類送検 広島県警」
中國新聞2020年2月14日「【緊急連載 広島中央署盗難書類送検】<上>競馬に没頭し多額借金 「犯行日」の壁、捜査長期化」
中國新聞2020年2月15日「【緊急連載 広島中央署盗難書類送検】<下>甘い管理、施設に死角 捜査に人員、苦情・皮肉も」
毎日新聞2020年2月15日「署内で8572万円窃盗容疑 死亡元警部補、書類送検 広島」
中國新聞2020年3月4日「広島中央署盗難関連の広域詐欺 懲役5年6月判決 広島地裁」
共同通信2020年3月11日「死亡の警部補を不起訴、広島地検 警察署の多額窃盗事件」