2007年12月14日、長崎県佐世保市名切町にあるスポーツクラブ「ルネサンス佐世保」において、男が散弾銃を乱射した。男女計2人が死亡し、小学生を含む6人が重軽傷を負った。男は現場から逃走後に自殺。
銃の入手が容易な米国ではしばしば無差別銃乱射事件が発生する。一方で、規制の厳しい日本において銃が関係する事件というのは暴力団絡みが大半である。だが、本事件の被疑者の男は暴力団関係者ではなく、射撃競技や狩猟に用いるなどとして合法的に銃を入手していた。男に対して近隣住民から不安の声が寄せられていた中で起こった凶行だった。
翌2008年には銃刀法が改正され、銃の所持に関する規制はさらに強化されることとなる。
【乱射】
2007年12月14日午後7時10分頃、「ルネサンス佐世保」に男Xが散弾銃を持って入店。Xはプールに直行し、無言で散弾銃を発砲し始めた。
プールで小中学生を指導していた女性インストラクターAさんは、スポーツクラブのマネージャーの「逃げろ」という声を聞いて生徒を誘導しながら事務所へ逃げ込むが、追って来たXに至近距離から撃たれてしまう。水着のままだったAさんは左脇腹に致命傷を負った。
XはAさんを射殺後に事務所を出る。Aさんと共に事務所に逃げ込んでいたマネージャーや子どもたちはXとは反対側のドアから脱出し、2階のロッカールームに上がってロッカー内に隠れてやり過ごしたという。
プール脇のギャラリーでは、男性BさんがXを制止しようとして胸や腹に数発撃ち込まれた。事件後に病院はBさんの腹部に数え切れないほど大量の散弾が残っていたと説明している。実は、BさんはXの友人であり、Xから当日スポーツクラブに来るようメールで呼び出されていたのだった。
2人を射殺するとXは裏口から逃走。Xは迷彩服に白のフルフェイスヘルメット姿、身長も180センチ以上で太めの体型であり、事件発生直後は「犯人は外国人、米兵、黒人」など不確かな情報が飛び交った。
長崎県警銃器対策部隊と福岡県警SATが出動。日付が変わって15日午前1時頃、Xが所有する乗用車を発砲現場から約4km離れたカトリック船越教会前の路上で発見。車内にXはいなかったが、散弾銃2丁と空気銃1丁と迷彩服が見つかった。情報からXは3丁目の散弾銃を所持しているとされ、警察は慎重に周辺を捜索する。
そして午前5時44分頃、教会から発砲音が聞こえる。午前7時35分頃、教会敷地内で散弾銃を持ったまま首から血を流しているXを発見。警察は自殺と判断した。
当時クラブには会員約50人と従業員約20人の計70人がいた。プールでは小学校高学年から中学生までの選手約15人、インストラクター5人、さらに保護者が7人前後が見学していたとのこと。そのうちAさんとBさんの男女2人が死亡し、小学生を含む6人も重軽傷、ショックを受けるなどして病院に運ばれた者が3人、という年末の惨劇だった。
【謎に包まれた動機】
1970年生まれのXは事件当時37歳。遺書などを残さずに自殺したため、犯行の動機はハッキリしない。地元・佐世保の高校を卒業後は各地で職を転々としていたようで、どの仕事も長続きしなかった。安定した収入が無い中で生活費は両親に頼り、金融機関からも借金があったとされる。
中学や高校時代を知る同級生たちからは悪い話が聞かれない一方で、最近のXを知る近隣住民たちはXの「奇行」を証言する。Xは追い詰められて変わっていったのだろうか。
警察は、Xが女性インストラクターAさんに対して「方識」であったと考えている。つまり、XはAさんに一方的な恋愛感情を持っていた可能性があるという。プールに向かったのも最初からAさんを標的にしていたためで、そうであれば本件は計画的な殺人事件ということになる。しかしそのような恋愛感情があったことを示す明確な証拠は無い。
男性Bさんは、Xとは中学時代から友人であった。Bさんの弟も「2人は親友だった」と話す。事件前日も2人で昼食を共にしたらしい。
Bさんは、Xにメールで誘われて指定の待ち合わせ場所にいたところを撃たれた。Bさんは撃たれる直前に「やめろ」と声を上げ、前に立ちはだかってXを制止しようとしたという。これは警察職務に協力する行為と認定され、遺族には災害給付金が支払われている。
Bさんは何故撃たれたのか。Xは初めから撃つつもりで呼び出したのか、それとも制止されたことで激昂して撃ってしまったのか。BさんはXのことを間違いなく親友と思っていたはずだ。XはBさんを親友と思っていなかったのか。すれ違いがあったのか。なんともやりきれない。
【助かった男性】
Xは、Bさん以外にも複数の知人に対してスポーツクラブに来るようメールを送っていた。犯行前日にはクラブに対して「明日、3人の見学者が来る」と電話していた。そのうち1人は訪れなかったが、犠牲になったBさんと、もう一人Cさんが訪れていた。
CさんはXとの待ち合わせ場所は会員でないと入れないと言われ、指定された場所まで行けずにエントランスに居た。Xが全身を武装して入店すると、Cさんの存在には気づかずに前を通り過ぎていったという。その直後に銃声が聞こえたためCさんは訳も分からぬまま慌てて外に逃げ出す。CさんはこのときにXが犯人だと考えもしなかったと語っている。
事件直後の午後20時頃にはXに対して電話を入れ、「大丈夫か?」とメールもした。しかし返事は無し。21時過ぎにXの母親に電話をし、そのときXが犯人の可能性があることを悟った。CさんはXとは小学校からの友達で、高校卒業後も一緒に釣りに行くなど親しくしていたのだった。
【結末】
Xが死に場所に選んだのはカトリック船越教会だった。両親は敬虔な信徒で、Xも洗礼を受けていたとのこと。Xはスポーツクラブから逃走した後は真っ直ぐに教会に向かったという。初めからこの場所で死ぬことを決めていたのかもしれない。
追い詰められる生活、もしかしたらあったかもしれないAさんへの思い、昔から変わらず親しくしてくれていた友人たち…。Xはどんな思いで事件を起こし、そしてどんな思いで自分を撃ったのか。全てが謎のままである。
Xは殺人等の容疑で書類送検されたが、被疑者死亡により不起訴処分となった。
【事件の影響】
事件に使用された散弾銃はベレッタAL391。Xは2002年に佐賀県鳥栖市の銃専門店で購入したという。車内で発見されたとおり、その後も何丁か追加購入した模様。警察には射撃競技や狩猟に用いると届けていた。実際にクレー射撃クラブに所属したこともあったらしい。
しかし近隣住民はXに不安を覚え、銃の所持許可取り消しを求めていた。警察は銃の先台を提出するよう要請したが、法的拘束力が無いためXも応じなかった。
日本は世界各国と比較して銃器の所持規制が厳しい国ではあったが、本事件を受けて更に規制強化が進むこととなった。2008年12月5日に公布された改正銃砲刀剣類所持等取締法(いわゆる銃刀法)では、都道府県公安委員会による銃砲の許可対象外の者(欠格要件)として、これまではアルコール・麻薬中毒者や、暴力団関係者が挙げられていたが、改正法ではストーカー行為をした者や、家庭内暴力を行った者などを追加した。住民から申し出があった際に警察が必要な調査を行える制度も整備されている。
因みに、この改正銃刀法では、2008年6月8日に起こった秋葉原無差別殺傷事件を受けて、いわゆるダガーナイフへの規制も強化されている。それまで諸刃の刃物は15cm以上のものを所持禁止としていたが、改正法では5.5cm以上のものが所持禁止になった。
【出典】
読売新聞2007年12月14日「乱射男が子供らの水泳教室に、プールサイド一時大混乱」
読売新聞2007年12月15日「スポーツ施設で男が銃乱射、男女死亡・5人けが…佐世保」
読売新聞2007年12月15日「乱射男、子供にも無差別発砲…水着姿で震える十数人」
読売新聞2007年12月15日「佐世保乱射、容疑の男が銃で自殺…自宅近く教会敷地で」
読売新聞2007年12月15日「佐世保乱射のX容疑者、夜中に異常な言動も」
読売新聞2007年12月15日「佐世保乱射、命奪われ「なぜ犠牲に」…容疑者自殺で謎も」
長崎新聞2007年12月15日「男が銃乱射2人死亡、6人けが 佐世保のスポーツクラブ」
長崎新聞2007年12月16日「逃走の男、教会で自殺 被害男性と同級生」
長崎新聞2007年12月16日「無言で追いかけ発砲 Bさん倒れた後も数発」
長崎新聞2007年12月16日「容疑者の銃所持に以前から不安の声 県公安委は"お墨付き"」
長崎新聞2007年12月16日「一緒に「死」望む? X容疑者、同級生3人呼び出す」
読売新聞2007年12月16日「「何しでかすか…」母親にも以前から不安…X容疑者」
読売新聞2007年12月18日「X容疑者、銃部品を警察に提出せず…住民の通報生きず」
長崎新聞2007年12月19日「手当たり次第友人誘う 容疑者、巻き込む意図か」
長崎新聞2007年12月19日「銃使用に不可欠な「先台」の提出指導するも預からず 佐世保署」
長崎新聞2007年12月19日「先にAさん銃撃か 容疑者、明確な殺意抱く」
長崎新聞2007年12月21日「容疑者、現場から教会に直行 50分後、入り口で車目撃」
長崎新聞2007年12月21日「事件から1週間 Bさん、親友の殺害説明つかず」
読売新聞2007年12月23日「X容疑者、交際男性を押しのけAさん追いかける」
読売新聞2007年12月28日「銃乱射事件、X容疑者の発砲は計11発…県警が発表」
長崎新聞2008年2月2日「殺害動機闇のまま書類送検 検察「できる限り事実公表」」
長崎新聞2008年3月6日「容疑者死亡で不起訴 地検佐世保、詳細解明できず」
銃の入手が容易な米国ではしばしば無差別銃乱射事件が発生する。一方で、規制の厳しい日本において銃が関係する事件というのは暴力団絡みが大半である。だが、本事件の被疑者の男は暴力団関係者ではなく、射撃競技や狩猟に用いるなどとして合法的に銃を入手していた。男に対して近隣住民から不安の声が寄せられていた中で起こった凶行だった。
翌2008年には銃刀法が改正され、銃の所持に関する規制はさらに強化されることとなる。
【乱射】
2007年12月14日午後7時10分頃、「ルネサンス佐世保」に男Xが散弾銃を持って入店。Xはプールに直行し、無言で散弾銃を発砲し始めた。
プールで小中学生を指導していた女性インストラクターAさんは、スポーツクラブのマネージャーの「逃げろ」という声を聞いて生徒を誘導しながら事務所へ逃げ込むが、追って来たXに至近距離から撃たれてしまう。水着のままだったAさんは左脇腹に致命傷を負った。
XはAさんを射殺後に事務所を出る。Aさんと共に事務所に逃げ込んでいたマネージャーや子どもたちはXとは反対側のドアから脱出し、2階のロッカールームに上がってロッカー内に隠れてやり過ごしたという。
プール脇のギャラリーでは、男性BさんがXを制止しようとして胸や腹に数発撃ち込まれた。事件後に病院はBさんの腹部に数え切れないほど大量の散弾が残っていたと説明している。実は、BさんはXの友人であり、Xから当日スポーツクラブに来るようメールで呼び出されていたのだった。
2人を射殺するとXは裏口から逃走。Xは迷彩服に白のフルフェイスヘルメット姿、身長も180センチ以上で太めの体型であり、事件発生直後は「犯人は外国人、米兵、黒人」など不確かな情報が飛び交った。
長崎県警銃器対策部隊と福岡県警SATが出動。日付が変わって15日午前1時頃、Xが所有する乗用車を発砲現場から約4km離れたカトリック船越教会前の路上で発見。車内にXはいなかったが、散弾銃2丁と空気銃1丁と迷彩服が見つかった。情報からXは3丁目の散弾銃を所持しているとされ、警察は慎重に周辺を捜索する。
そして午前5時44分頃、教会から発砲音が聞こえる。午前7時35分頃、教会敷地内で散弾銃を持ったまま首から血を流しているXを発見。警察は自殺と判断した。
当時クラブには会員約50人と従業員約20人の計70人がいた。プールでは小学校高学年から中学生までの選手約15人、インストラクター5人、さらに保護者が7人前後が見学していたとのこと。そのうちAさんとBさんの男女2人が死亡し、小学生を含む6人も重軽傷、ショックを受けるなどして病院に運ばれた者が3人、という年末の惨劇だった。
【謎に包まれた動機】
1970年生まれのXは事件当時37歳。遺書などを残さずに自殺したため、犯行の動機はハッキリしない。地元・佐世保の高校を卒業後は各地で職を転々としていたようで、どの仕事も長続きしなかった。安定した収入が無い中で生活費は両親に頼り、金融機関からも借金があったとされる。
中学や高校時代を知る同級生たちからは悪い話が聞かれない一方で、最近のXを知る近隣住民たちはXの「奇行」を証言する。Xは追い詰められて変わっていったのだろうか。
警察は、Xが女性インストラクターAさんに対して「方識」であったと考えている。つまり、XはAさんに一方的な恋愛感情を持っていた可能性があるという。プールに向かったのも最初からAさんを標的にしていたためで、そうであれば本件は計画的な殺人事件ということになる。しかしそのような恋愛感情があったことを示す明確な証拠は無い。
男性Bさんは、Xとは中学時代から友人であった。Bさんの弟も「2人は親友だった」と話す。事件前日も2人で昼食を共にしたらしい。
Bさんは、Xにメールで誘われて指定の待ち合わせ場所にいたところを撃たれた。Bさんは撃たれる直前に「やめろ」と声を上げ、前に立ちはだかってXを制止しようとしたという。これは警察職務に協力する行為と認定され、遺族には災害給付金が支払われている。
Bさんは何故撃たれたのか。Xは初めから撃つつもりで呼び出したのか、それとも制止されたことで激昂して撃ってしまったのか。BさんはXのことを間違いなく親友と思っていたはずだ。XはBさんを親友と思っていなかったのか。すれ違いがあったのか。なんともやりきれない。
【助かった男性】
Xは、Bさん以外にも複数の知人に対してスポーツクラブに来るようメールを送っていた。犯行前日にはクラブに対して「明日、3人の見学者が来る」と電話していた。そのうち1人は訪れなかったが、犠牲になったBさんと、もう一人Cさんが訪れていた。
CさんはXとの待ち合わせ場所は会員でないと入れないと言われ、指定された場所まで行けずにエントランスに居た。Xが全身を武装して入店すると、Cさんの存在には気づかずに前を通り過ぎていったという。その直後に銃声が聞こえたためCさんは訳も分からぬまま慌てて外に逃げ出す。CさんはこのときにXが犯人だと考えもしなかったと語っている。
事件直後の午後20時頃にはXに対して電話を入れ、「大丈夫か?」とメールもした。しかし返事は無し。21時過ぎにXの母親に電話をし、そのときXが犯人の可能性があることを悟った。CさんはXとは小学校からの友達で、高校卒業後も一緒に釣りに行くなど親しくしていたのだった。
【結末】
Xが死に場所に選んだのはカトリック船越教会だった。両親は敬虔な信徒で、Xも洗礼を受けていたとのこと。Xはスポーツクラブから逃走した後は真っ直ぐに教会に向かったという。初めからこの場所で死ぬことを決めていたのかもしれない。
追い詰められる生活、もしかしたらあったかもしれないAさんへの思い、昔から変わらず親しくしてくれていた友人たち…。Xはどんな思いで事件を起こし、そしてどんな思いで自分を撃ったのか。全てが謎のままである。
Xは殺人等の容疑で書類送検されたが、被疑者死亡により不起訴処分となった。
【事件の影響】
事件に使用された散弾銃はベレッタAL391。Xは2002年に佐賀県鳥栖市の銃専門店で購入したという。車内で発見されたとおり、その後も何丁か追加購入した模様。警察には射撃競技や狩猟に用いると届けていた。実際にクレー射撃クラブに所属したこともあったらしい。
しかし近隣住民はXに不安を覚え、銃の所持許可取り消しを求めていた。警察は銃の先台を提出するよう要請したが、法的拘束力が無いためXも応じなかった。
日本は世界各国と比較して銃器の所持規制が厳しい国ではあったが、本事件を受けて更に規制強化が進むこととなった。2008年12月5日に公布された改正銃砲刀剣類所持等取締法(いわゆる銃刀法)では、都道府県公安委員会による銃砲の許可対象外の者(欠格要件)として、これまではアルコール・麻薬中毒者や、暴力団関係者が挙げられていたが、改正法ではストーカー行為をした者や、家庭内暴力を行った者などを追加した。住民から申し出があった際に警察が必要な調査を行える制度も整備されている。
因みに、この改正銃刀法では、2008年6月8日に起こった秋葉原無差別殺傷事件を受けて、いわゆるダガーナイフへの規制も強化されている。それまで諸刃の刃物は15cm以上のものを所持禁止としていたが、改正法では5.5cm以上のものが所持禁止になった。
【出典】
読売新聞2007年12月14日「乱射男が子供らの水泳教室に、プールサイド一時大混乱」
読売新聞2007年12月15日「スポーツ施設で男が銃乱射、男女死亡・5人けが…佐世保」
読売新聞2007年12月15日「乱射男、子供にも無差別発砲…水着姿で震える十数人」
読売新聞2007年12月15日「佐世保乱射、容疑の男が銃で自殺…自宅近く教会敷地で」
読売新聞2007年12月15日「佐世保乱射のX容疑者、夜中に異常な言動も」
読売新聞2007年12月15日「佐世保乱射、命奪われ「なぜ犠牲に」…容疑者自殺で謎も」
長崎新聞2007年12月15日「男が銃乱射2人死亡、6人けが 佐世保のスポーツクラブ」
長崎新聞2007年12月16日「逃走の男、教会で自殺 被害男性と同級生」
長崎新聞2007年12月16日「無言で追いかけ発砲 Bさん倒れた後も数発」
長崎新聞2007年12月16日「容疑者の銃所持に以前から不安の声 県公安委は"お墨付き"」
長崎新聞2007年12月16日「一緒に「死」望む? X容疑者、同級生3人呼び出す」
読売新聞2007年12月16日「「何しでかすか…」母親にも以前から不安…X容疑者」
読売新聞2007年12月18日「X容疑者、銃部品を警察に提出せず…住民の通報生きず」
長崎新聞2007年12月19日「手当たり次第友人誘う 容疑者、巻き込む意図か」
長崎新聞2007年12月19日「銃使用に不可欠な「先台」の提出指導するも預からず 佐世保署」
長崎新聞2007年12月19日「先にAさん銃撃か 容疑者、明確な殺意抱く」
長崎新聞2007年12月21日「容疑者、現場から教会に直行 50分後、入り口で車目撃」
長崎新聞2007年12月21日「事件から1週間 Bさん、親友の殺害説明つかず」
読売新聞2007年12月23日「X容疑者、交際男性を押しのけAさん追いかける」
読売新聞2007年12月28日「銃乱射事件、X容疑者の発砲は計11発…県警が発表」
長崎新聞2008年2月2日「殺害動機闇のまま書類送検 検察「できる限り事実公表」」
長崎新聞2008年3月6日「容疑者死亡で不起訴 地検佐世保、詳細解明できず」