【主婦失踪】
 2002年6月3日夕方、岡山県津山市に住む高橋幸夫さん(当時59歳)が仕事を終えて家に帰ってくると、妻の妙子(当時54歳)さんの姿がなかった。買い物にでも出かけているのだろうか。それにしては昼食は手つかず、テレビは付けっぱなし、風呂場のシャワーが出しっ放しになっているなどいくつか不審な点があった。

 間もなく妙子さん本人から電話がかかる。「もしもし、妙子ですけど。身の危険はないから心配してください。6時までには帰ります」などと言う。幸夫さんが居場所を尋ねると「車でぐるぐる連れ回されていて、今どこにいるかよく分からない」と答えた。そして「警察に言わないでください」と最後に言い遺すと連絡が付かなくなってしまった。

【不審な客人】
 同日、妙子さんの両親にも妙子さんからの電話が入っていた。時間は3日午前11時頃で「お父さんにお世話になった男女2人連れが家に来ている」と話し、「会いたいと言っているので家の場所を教えた」などという内容だった。妙子さんは2人連れについて中年の男と若い女性と表現した。だが、妙子さんの両親のところに客人がやって来ることはなかった。

 さらに同日中、幸夫さん名義のキャッシュカードを使って銀行口座から現金約600万円が引き出されたことが判明する。現金は11回に分けて引き出され、そのうち10回は岡山駅前のATMで行われていた。口座にはわずか数百円しか残らなかったという。

 銀行の防犯カメラを調べると、現金を引き出したのはいずれも同一人物で、白いシャツに白いチューリップハットを被った若い女だと分かった。無論、妙子さんではない。幸夫さんも知らない女だった。

【重要参考人の行方】
 6月8日より公開捜査開始。警察は防犯カメラ映像を公開して情報提供を呼びかける。

 やがて現金を引き出した女を鳥取県在住の女性会社員Y(33歳)と特定。6月3日に11回にわたって現金を引き出して口座には既に数百円しか残っていなかったにも関わらず、女は6月4日にも岡山駅地下のキャッシュコーナーで更に現金を引き出そうとしたのだが、その時には盗難届が出されていて引き出しに失敗し、ATMにキャッシュカードを回収されてしまっていた。そうして飲み込まれたカードに残っていた指紋がYのそれと一致したのである。6月22日、岡山県警は窃盗の容疑でYを全国指名手配する。

 続いて、岡山県内に住む元・タクシー運転手の男X(52歳)が共犯として浮上する。Xは津山市内のパチンコ店でYといっしょに遊んでいるところを何度も目撃されており、Yが事件当時住んでいた鳥取県智頭町のアパートを紹介した際にも関与していた。Yが所有する軽自動車を自動車整備工場に売却する際もXが値段交渉役を務めていた。

 現金を引き出した若い女性Yと、彼女と親しい中年の男X。それは妙子さんが電話で話した男女2人連れの特徴とも一致する。やはり彼らが妙子さんの失踪に関わったのだろうか。

【第一の自殺】
 ところが、男Xは6月24日早朝、津山市内の公園で首を吊って死んでしまう。Xの自宅からは家族に宛てた複数の遺書が見つかった。すなわち自殺。

 県警は早い段階でXを容疑者としてみており、16日にはXの自宅で任意の事情聴取を行っている。しかしXは事件への関与を否定。22日には自ら警察署を訪れてまで自身の潔白を主張した。かつて勤務したタクシー会社の同僚には「警察に事情を聞かれたが、自分はやっていない。犯人扱いされて困ってる」と電話で話したという。24日の早朝は同居する家族に対して「仕事に行ってくる」と言って外出していた。

 Xの所有する軽乗用車内にはわずかな血液反応があり、DNA鑑定の結果、妙子さんのものと一致した。Nシステムの解析では、妙子さん失踪翌日の6月4日に岡山県新見市を走行したことがわかっている。そこで警察は新見市周辺に当たりをつけ山林やダムなどを大規模に捜索したが、妙子さん本人あるいは彼女に繋がる痕跡も何も発見することはできなかった。

【第二の自殺】
 重要参考人の自殺は正しく痛恨事であった。こうなったら何としてでもYの身柄を捕らえる以外にない。Yは公開捜査開始翌日の6月9日にアパートの大家を訪ね、「次の住居を探す」と言って契約書や免許証の写しなどを回収して身を晦ませていた。

 11日には鳥取県に住む自身の母親宛に「心配かけてすいません。生きる気力が無くなった。お母さん、ごめんなさい」などと書かれた手紙が届いている。9日か10日に鳥取県内で投函されたらしい。母親は手紙について「娘の字だ」と証言。ATMの防犯カメラに映った女のことも「娘に違いない」と話した。
 
 しかしとうとうYに妙子さんの行方を聞き出すことは叶わなかった。9月23日の午後、岡山市日応寺の山中で通行人が白骨化した遺体を発見。DNA鑑定の結果、遺体はY本人と確認されたのである。

 現場からはリュックサックや「生きることに疲れた」とのメモ書きが見つかっている。しかしATMから引き出した700万円など事件の真相解明に繋がるものは一切なかった。所持金はわずか数円だったとされる。

【Yという女、Xという男】
 鳥取県出身のYは、1998年に岡山県美作町(現・美作市)の会社員男性と結婚して同町に移り住んだ。夫婦仲は円満で、同居する夫の両親との関係も問題なかった。だが、2001年になってYが消費者金融から多額の借金を重ねていることが発覚する。

 2001年11月に200万円以上の取り立てがあり、夫はこれを立て替えたのだが、翌月にはまた200万円の取り立てがあった。Yに問いただすと「パチンコと競艇に使った」と言う。その総額は2250万円にも及んでいた。夫はたまらず離婚する。実際のところ、Yはパチンコ好きで、休日もよく一人で店に出かけていたという。

 しかし果たして女一人がギャンブルだけでこれだけの借金を作ることが有り得るのか。「Yは誰かに騙されていたんじゃないか」と元・夫は考える。また、元・夫はYのギャンブル癖は問題視しつつも、「他人に自ら危害を加えるようなことをするとは思えない」と妙子さん拉致事件への関与を懐疑的にみている。

 男Xの生活実態はあまり分かっていない。自衛隊に30年以上勤務したそうだが、同僚とのトラブルから突然退職し、その後タクシー会社に転職したが1年ほどで辞めていたとのこと。妙子さん失踪時には定職に就いていなかったとみられる。借金を抱えていたとする報道もあれば、それを打ち消すような証言も伝えられている。

【なぜ妙子さんが狙われたか】
 XとYの接点は明らかになっていないが、共にパチンコ好きだったためパチンコ店で知り合った可能性が高そうだ。借金を抱える若い女を見てXは「力になってやりたい」とでも思ったのだろうか。しかしそこからどうして妙子さん拉致事件へと発展したのかはまた謎となる。

 妙子さんの父親は医師をしていて、どうやらXがかつて勤めたタクシー会社が送り迎えをしていたらしい。ひょっとしたらそれを端緒として裕福な妙子さんとその家族が標的にされたのかもしれない。そうだとしたら本事件はXが提案したという構図になろう。とはいえ全ては想像と推測に過ぎない。真相は闇の中である。ただ、ATMの防犯カメラに顔を映され、盗難届を出されたことでキャッシュカードも回収されてしまうなど、あまりにも杜撰で場当たり的な犯行であった。

【その後】
 XとYは窃盗の容疑で書類送検され、被疑者死亡を理由として不起訴処分となった。しかし肝心の妙子さんの行方は2022年1月現在も判明していない。容疑者が死亡したとしても妙子さんの行方が分かるまで事件は終わらない。岡山県警は捜査を継続し、引き続き情報提供を呼びかけている。

【あきらめない】
 夫婦2人で静かに暮らしていた幸夫さんの人生は突然の事件によって引き裂かれた。卑劣な犯人による妙子さんの拉致は無論、幸夫さんは報道被害にも苦しめられたのである。連日連夜カメラマンが自宅を取り囲み、幸夫さんの勤務先の病院にまでマスコミが押しかけ、挙げ句一度もパチンコ店を訪れたことのない妙子さんのことを「Yとパチンコ店で知り合った」などと誤報を飛ばした会社まであった。

 「一体誰のための報道なのか」やがて幸夫さんは一切の取材を拒否するようになった。自らの命を絶つことも考えるようになる。

 しかしそれでも幸夫さんは立ち上がった。自身が犯罪被害者となったことで、他の犯罪被害者や遺族との交流が始まり、現行の司法制度が被害者の立場を顧みないものであるかを認識した。このままではいけないという強い思いを持った。そうして全国犯罪被害者の会「あすの会」に参加し、犯罪被害者の司法参加、救済制度の創設などを訴えた。2005年には地元・岡山の犯罪被害者を支援する組織も立ち上げている(その後「あすの会」は2018年6月に活動を終えて解散)

 幸夫さんは妙子さんについて「九分九厘、死んでいると思う」と冷静に受け止めている。2009年には失踪宣告を出して法律上は死亡した扱いにした。だからといって事件を終わらせるつもりはない。このままでは愛する妻をちゃんと弔ってやることができない。「せめて遺骨だけでも」そんな必死の思いで、幸夫さんは今も妙子さんの行方を追い求めている。

【参考リンク】
 岡山県警による情報提供呼びかけページは以下。
 https://www.pref.okayama.jp/page/detail-73399.html

 犯罪被害者の会「あすの会」(※上述のとおり活動を終えて解散済み)
 http://www.navs.jp/

 NPO法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ
 https://blog.canpan.info/families/

 岡山県の犯罪被害者等支援条例、取組指針
 https://www.pref.okayama.jp/page/494460.html

 岡山県警の犯罪被害者への支援
 https://www.pref.okayama.jp/page/300077.html

【出典】
 朝日新聞2002年6月9日「主婦が不明、公開捜査に 数百万円引き出され 岡山・津山」
 朝日新聞2002年6月9日「口座から現金、防犯ビデオに若い女性 岡山・主婦不明」
 産経新聞2002年6月9日「主婦が行方不明 岡山・津山市」
 読売新聞2002年6月9日「監禁か、医師の妻姿消す 700万円引き出され 銀行ビデオに若い女/岡山・津山」
 産経新聞2002年6月10日「医師の妻不明 防犯ビデオに若い女 700万円引き出す 岡山・津山市」
 毎日新聞2002年6月10日「岡山・津山市の主婦が失跡 不審な男女が訪問 岡山県警が捜査本部」
 毎日新聞2002年6月11日「岡山・津山市の主婦行方不明事件 4日にも現金引き出し 盗難届出て失敗」
 朝日新聞2002年6月12日「岡山主婦不明、防犯ビデオに白帽子の女性 預金引き出しか」
 朝日新聞2002年6月12日「失踪前に男女の客、両親に電話で伝える 岡山の主婦不明」
 毎日新聞2002年6月12日「岡山・津山市の主婦行方不明事件 700万円出金の女映った4日の写真公開ーー県警」
 読売新聞2002年6月21日「岡山の女性失跡 防犯カメラの女、浮かぶ 鳥取県内の33歳 県警、所在確認へ」
 朝日新聞2002年6月22日「鳥取の女性に窃盗容疑で逮捕状 岡山・津山の主婦不明事件」
 産経新聞2002年6月22日「津山の医師妻失跡「ビデオの女」特定 鳥取県内の33歳、所在確認へ」
 産経新聞2002年6月22日「医師夫人失跡「ビデオの女」に逮捕状 鳥取の33歳、現金引き出した疑い」
 毎日新聞2002年6月22日「岡山・津山市の主婦行方不明事件 現金引き出した33歳女に逮捕状ーー岡山県警」
 読売新聞2002年6月22日「岡山の医師夫人不明 33歳の女に逮捕状 現金引き出し容疑 防犯カメラに姿」
 朝日新聞2002年6月23日「窃盗容疑の女性、多額借金抱える 岡山の主婦不明事件」
 産経新聞2002年6月23日「医師夫人失跡「ビデオの女」借金2250万円 窃盗容疑逮捕状」
 毎日新聞2002年6月23日「岡山・主婦不明事件 現金引き出した女、ギャンブルで借金2000万円」
 読売新聞2002年6月23日「岡山医師夫人失跡事件 52歳元運転手関与か 逮捕状の女、借金1500万円以上」
 朝日新聞2002年6月24日「主婦不明に52歳元運転手関与か 窃盗容疑女性に住居紹介」
 産経新聞2002年6月24日「医師夫人失跡 鳥取の女、津山で生活 1月からアパート入居 50代男性出入り」
 産経新聞2002年6月24日「医師夫人失跡 鳥取の女と一緒にパチンコ 不明の元運転手浮上」
 毎日新聞2002年6月24日「岡山・津山の主婦失跡事件 50代の男が関与」
 読売新聞2002年6月24日「岡山の医師夫人失跡事件 元運転手が警察で身の潔白を訴える」
 朝日新聞2002年6月25日「事情知る?元運転手自殺 県警に潔白主張 岡山・主婦不明」
 産経新聞2002年6月25日「医師夫人失跡 元運転手 首つり自殺 鳥取の女性にアパート紹介 任意で家宅捜索」
 読売新聞2002年6月25日「岡山・津山の医師夫人失跡 元運転手が自殺 逮捕状の女なお不明」
 朝日新聞2002年6月26日「窃盗容疑女性、母に手紙「すいません」岡山・主婦不明」
 産経新聞2002年6月26日「医師夫人失跡 昨年末、車を売却 逮捕状の女 金欲しさの犯行?」
 毎日新聞2002年6月27日「岡山・津山市の主婦行方不明事件 失跡翌日に中国道走行 自殺男性の車同乗?」
 朝日新聞2002年6月28日「元運転手の車、新見市に 岡山・主婦失踪翌日」
 毎日新聞2002年6月28日「岡山・主婦不明事件 容疑者が母に手紙「もうだめです」」
 産経新聞2002年6月29日「医師夫人失跡 自殺元運転手と接点 家族 勤務先タクシー利用」
 朝日新聞2002年7月2日「元運転手の死、捜査に壁 岡山・主婦不明事件」
 毎日新聞2002年7月2日「岡山・主婦不明事件 発生から1カ月 Y容疑者の足取りプッツリ」
 読売新聞2002年7月3日「津山の医師夫人行方不明1か月 Y容疑者の所在つかめず=岡山」
 朝日新聞2002年8月11日「岡山・津山主婦不明、新見の山林捜索へ」
 朝日新聞2002年8月12日「警察犬使い、山林を捜索 津山・主婦不明」
 毎日新聞2002年8月13日「警察犬も投入し失跡主婦を捜索へ 岡山県の山林 県警津山署捜査本部」
 朝日新聞2002年9月4日「ダム2カ所を捜索 津山の主婦失そう事件」
 朝日新聞2002年9月25日「ダイバー潜水し、千屋ダムを捜索 津山の主婦不明事件」
 朝日新聞2002年10月9日「ハンターに協力呼びかけ 岡山・主婦行方不明事件」
 朝日新聞2002年10月12日「猟友会などにチラシ、情報提供呼びかけ 津山の主婦行方不明」
 朝日新聞2002年10月29日「手配の女性が自殺?遺体で発見 岡山・主婦不明事件」
 産経新聞2002年10月29日「岡山の主婦不明 山中の遺体は指名手配の女か」
 毎日新聞2002年10月29日「岡山・津山市の主婦不明事件 窃盗容疑で指名手配の女、自殺 9月発見の白骨体」
 読売新聞2002年10月29日「医師夫人不明事件 窃盗容疑で手配の33歳女、自殺か 白骨体の歯形一致/岡山」
 朝日新聞2002年10月30日「容疑者の遺体?発見、捜査陣に動揺 津山の主婦不明事件」
 産経新聞2002年10月30日「山中の白骨体 手配女と断定 岡山・主婦不明」
 朝日新聞2002年11月2日「山林の女性遺体、手配女性と確認 津山の主婦行方不明事件」
 読売新聞2002年11月2日「岡山の医師夫人不明 山中で発見の白骨体 DNA鑑定で手配33歳女と確認」
 朝日新聞2002年11月28日「県警、自殺の男性を書類送検 岡山の主婦不明、窃盗容疑」
 産経新聞2002年11月28日「自殺の男性を窃盗共謀で送検 主婦行方不明 岡山」
 毎日新聞2002年11月28日「岡山・津山市主婦不明事件 自殺の元運転手を窃盗容疑で書類送検ー県警津山署捜査本部」
 読売新聞2002年11月28日「岡山の医師夫人不明 自殺の元運転手、窃盗容疑で書類送検」
 朝日新聞2002年12月13日「死亡の容疑者を書類送検へ 岡山・主婦不明事件」
 朝日新聞2002年12月16日「死亡容疑者を窃盗で書類送検 岡山・主婦不明」
 産経新聞2002年12月16日「岡山の主婦不明 被疑者死亡のまま書類送検」
 毎日新聞2002年12月16日「岡山・主婦不明事件 現金引き出し容疑で死亡の女性を書類送検ーー県警津山署捜査本部」
 読売新聞2002年12月16日「医師夫人不明事件 窃盗容疑で自殺女を書類送検へ/岡山県警」
 朝日新聞2003年2月1日「被疑者死亡で不起訴 津山の主婦不明事件」
 読売新聞2003年2月1日「津山の医師夫人不明事件 死亡の2人を不起訴処分 地検津山支部」
 朝日新聞2003年4月17日「県警、情報の提供を呼びかけ 津山の主婦行方不明事件」
 朝日新聞2003年5月23日「新たな目撃情報、黒沢山を本格的捜索へ 津山の主婦不明」
 産経新聞2003年5月26日「岡山の主婦不明 新たな目撃情報 黒沢山を捜索」
 朝日新聞2003年5月27日「津山の主婦不明、捜索に手がかりなし 県警」
 朝日新聞2003年6月2日「消息依然つかめず 津山・主婦不明事件から1年」
 産経新聞2003年6月3日「岡山の失跡事件 車内に主婦の血痕 タクシー運転手聴取後自殺 DNA鑑定で一致」
 読売新聞2003年6月3日「津山の失跡事件 車内に医師夫人の血痕 自殺元運転手が所有/岡山県警」
 朝日新聞2004年3月12日「「助けてもらいたい」夫、胸中語る 津山主婦行方不明」
 産経新聞2004年3月12日「岡山の主婦失跡「妻を捜してほしい」夫が初会見 過熱報道に批判も」
 読売新聞2004年3月12日「津山の主婦不明事件 切実に「妻探したい」夫・幸夫さん初の記者会見=岡山」
 朝日新聞2004年5月26日「新たな目撃情報で津川ダム周辺を捜索 津山の主婦不明事件」
 朝日新聞2004年5月28日「再び捜索、手がかりつかめず 津山主婦不明事件」
 朝日新聞2004年5月29日「捜索3回目も手がかりなし 津山の主婦不明事件」
 朝日新聞2004年6月3日「犯罪被害者権利確立求め、夫が誓願書 津山の主婦不明2年」
 毎日新聞2005年3月13日「犯罪被害者:声なき声「受け止めたい」自助グループ結成/岡山」
 朝日新聞2012年4月24日「全力捜査、再確認 津山の主婦行方、不明から10年 夫、捜査幹部に心情吐露」
 朝日新聞2014年7月24日「津山主婦不明で奈義の山林捜索」
 産経新聞2018年9月22日「岡山・津山主婦行方不明事件 高橋幸夫さん 未解決のまま16年…マスコミにも苦しんだ 社会のための報道考えて」
 毎日新聞2019年6月8日「津山の主婦行方不明事件:妻どこに、苦悩17年 犯罪被害者支援、訴え」
 FNNプライムオンライン2019年6月9日「妻が姿を消して17年…自分の居場所を見つけた医師の新たな出発
 朝日新聞2020年6月4日「津山の主婦不明、情報提供求める 事件から18年 県警」